前回のあらすじ
救急車で病院に搬送された私は、血液検査の結果、甲状腺ホルモンが異常をきたしていることがわかりました。診断はバセドウ病。即日入院して治療を行っていると、一時的に下がった熱が再び上がり始めました。原因を突き止めるためさらに検査をすることに。その行方は……
改めて検査を実施
再び上がり始めた熱は、日中はだいたい37.5度程度でした。それが夕方から夜になるとなぜかきまって熱が高くなり、37.7度~38.0度、ある日の夜中には38.7度まであがったほどです。心拍数は安静時で90前後です。
毎日発熱するようになったため、アセトアミノフェン200㎎×2とレバミピド100㎎×1を1日3回服用しました。解熱剤を飲むと熱が下がり、心拍数も落ち着きますが、その効果はせいぜい4~5時間程度。薬の効果が切れると熱が出始めるので、再び解熱剤を服用することの繰り返しでした。
私の症状を見た医師が、どうやらバセドウ病とは違う症状らしいと気づき、改めていくつか検査をしましょうとなりました。
この検査がいろいろ大変でした。
まずは採血時に、両腕から採血されました。なぜ両腕から採血するのかを看護師が説明していた最中に、私は説明よりも採血の注射の方に気が向いてしまい、肝心な理由を聞き逃すという注意散漫な失態をしてしまいました。ゆえに、その理由がよくつかめていません。(←人の話は良く聞きましょう)
そして片腕には点滴をされて検査室へ。点滴の管から造影剤を注入して胸部のCT検査を行いました。
CT終了後、そのまま別室に移動して今度は放射性薬剤のガリウムを点滴の管から注入されました。

ガリウムの検査は2日後にやりますね。それと検査の前に下剤を飲みますから



え、2日後!? 下剤?そうなんですか~
そうなんですよ。当日ではないんですね。
調べてみると、この検査はガリウムシンチ検査といい、悪性腫瘍や炎症性病変の診断、原因不明の熱源検索などを目的として行われます。放射性物質を含んだ薬(放射性医薬品)は、腫瘍や炎症に多く集まる性質があり、それを利用して薬から出てくる放射線を画像化して腫瘍や炎症の位置、活動性の診断を行います。
この日の検査はこれで終了となりました。
シンチ検査前日に下剤を服用する
さてシンチ検査前日の夜のことです。
病室に看護師が来てテーブルの上に紙コップを置きました。中を見てみると、何やらピンク色をした液体が入っているではありませんか。



(この液体、魔女が魔法の薬を調合するのに失敗したようなおどろおどろしい色してるんだけど……)



これ下剤ですので今から飲んでくださいね
そうだった!すっかり忘れてたと思いながらピンク色の液体を飲んでみると、妙に甘ったるさが口の中に残る何ともいえない味でした。
シンチ検査で下剤を飲むのは、腸内に便があるとうまく撮影ができないそうなので、前日の夜に下剤を飲んで排便を促し、腸内をきれいにするのだそうです。
下剤を飲んで1時間半が過ぎた頃からでしょうか。ええ、お察しの通り、夜中にトイレに駆け込みましたよ。5回もね。夜中に下剤を飲むって、途中でうっかりと眠ってしまったら(しかも熟睡したら)えらいことになるなと思ったので朝方まで起きてました。


結構しんどいシンチ検査
シンチ検査は結構しんどかったです。
検査台に横になったままじっとしていること40分。検査機器には60cm~70cm四方はあったかと思える四角いパネル状の測定器があり、私の体から数cmしか離れていない絶妙な距離感を保ちながら、体に触れることなく数ミリ単位といえるほどのわずかな移動距離でものすごくゆっくりと体の周囲を測定していきます。特にパネルが顔の正面に来た時には圧迫感がハンパありません。
MRIやCT検査、そしてシンチ検査で使用する機器はなぜこうも圧迫や閉塞を感じるものばかりなのでしょうか。もっと余裕がある筐体にならないのかと思ってしまいます。
また胴体部と足をバンドで固定されているため、体勢を変えることができません。発熱して心拍数と呼吸数が速い体では、体を伸ばしたままの姿勢を維持しているのがかなりつらく、汗をかきながら耐えてました。


実際の検査時間は、機器の準備やら説明やらも含めると約1時間ほどかかりました。血液検査や造影剤でのCT検査、それにシンチ検査によって新たな異常が見つかるのではないかと心配しながら検査結果を待ったのでした。



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