【乾癬治療記】こうして現れ、こうして消える

目次

入院~ヒュミラ中断によって乾癬が現れる

すでにブログでご紹介したように、亜急性甲状腺炎が原因で救急搬送され、即日入院して治療した様子を「入院記」シリーズとして掲載いたしました。

退院後の血液検査では、甲状腺機能を示すFT3、TSHの数値は正常になりましたが、FT4の数値がわずかながら低くなりました。これは甲状腺機能低下症に見られるものだそうです。

通常は、亜急性甲状腺炎のような甲状腺機能亢進症になると、その後は甲状腺機能低下症となって甲状腺ホルモン値が下がり、それから徐々に正常値に向かっていくのだそうです。私の場合もこれに相当するものと考えられ、そのためFT4の値が下がったのだろうとのことでした。ただ数値自体は問題視するレベルでもなかったため、無事治療終了となりました。

現在でも動悸や息切れといった症状はありません。ただし激しい運動を控え、なるべくストレスがかからないように気分転換やリラックスをして過ごすようにしています。

懸念事項が発生

入院記でも書いたように、入院中および退院後はステロイド薬であるプレドニゾロンを飲んでいたため、副作用を心配して、私が治療薬として使っているヒュミラの自己注射は中断していました。

中断期間はおよそ2か月間半ほど。その影響で体に現れたのが「乾癬」です。

通常なら2週間に1本打つヒュミラによって、全身に症状がある乾癬をほぼ消し去ることができていました。それが2か月半もの休薬期間があるとさすがに抑止効果が低くなり、乾癬の芽がポチポチと体に現れ始めていたのです。

もちろん、乾癬が再発するだろうなとの懸念はありました。しかし甲状腺の治療が最優先であり、薬の副作用や体の負担を少しでも減らすためにも、ヒュミラの使用を控えるのはやむをえない事情でした。

ヒュミラを再開

退院後、体調が良好になったのを機に、中断していたヒュミラでの治療を再開しました。

再開してからは出現した乾癬の赤みが少しずつ薄らぎ、皮膚表面の白っぽいかさぶたも無くなっていき、わずかヒュミラ3本で出現した数箇所の乾癬はほぼ目立たなくなったほどです。

今回の記事では、ヒュミラ休薬中に出現した乾癬の皮膚症状とあわせ、ヒュミラを再開して乾癬が消えるまでの経過を比較写真として掲載いたします。

・以下より小さな乾癬の部分写真が出てきます
・ヒュミラ投与歴約4年となる私の経験から、ヒュミラ投与後に皮膚への改善効果が発現するまで約1週間前後かかるため、今回掲載した写真もその期間を含めたものです。

【乾癬に対するヒュミラの効果】

改めて入院~退院後の経過です。

・今年4月上旬に亜急性甲状腺炎で3週間入院
・体調を崩し始めた3月中旬~入院~4月下旬退院、その後も治療と静養のためヒュミラを休薬
・休薬期間は約2か月半。ヒュミラを再開したのは6月上旬
・休薬中(特に退院後)に体の数か所で小さな乾癬が出現した

下の写真の赤丸は、ヒュミラ休薬中(退院後)に左ひざ付近にできた乾癬です。直径9㎜ほどで、皮膚の表面がかさぶたのように白く、赤みもあります。通常、ここからさらに乾癬が広がっていきます。

  • 亜急性甲状腺炎の症状が安定してきたため服用していたプレドニゾロンを終了
  • 6月9日 ヒュミラ40mgを再開する(2週間に1本打つサイクル)

下の写真はヒュミラを再開してから1週間後のものです。
上記経過1の写真と比べてかなり赤みが薄くなり、患部が淡いピンク色になってきました。白いかさぶたもほぼなくなってきました。

  • 6月23日 ヒュミラ2本目を投与

ヒュミラ2本目を打ってから1週間後の写真です。
ほんのわずかながら赤みがある程度になりました。乾癬があったふちの部分に小さな赤いブツブツのようなものができている程度です。この他の部位でもポチッとできていた乾癬の芽は、赤みがほぼ消えている状態です。

  • 7月7日 ヒュミラ3本目を投与

ヒュミラ3本目を打ってから1週間後の写真です。
赤みはなくなり、乾癬自体は消えています。消えた部分には、うっすらと跡が残っている程度です。ステロイド等の塗り薬や保湿剤は全く塗布しておらず、ヒュミラのみ使用です。

  • 現在もヒュミラでの治療を継続中
  • 体の数か所に出現した乾癬はほぼ消失
  • 消失しても別の箇所に新たに出現~数週間で消える~しかし別の箇所でまた出現。これを繰り返す

8月下旬に撮影した状態です。上記経過4から日数にして約50日が経過しました。うっすらと跡が残った部分は、今では少し黒っぽい色素沈着が残った状態となり、以後、この箇所での再発はありません。

ヒュミラの治療について

私が乾癬と診断されたのが、今から30年以上前。

当時、処方されたステロイドを毎日塗り続けると、いったんは乾癬が消えて肌がきれいになりました。しかし数週間後にはまた現れ、さらにステロイドを塗ると乾癬が消えますが、しばらく経つとまた同じように現れる……といった無限ループ状態を何年、何十年と繰り返してきました。

その後、体中の関節が炎症を起こして腫れ、日常生活を送るのにも支障がでてきました。乾癬が原因とされる乾癬性関節炎を発症したのです。

乾癬と関節炎のケアに毎日翻弄される中、今度は頸椎や腰(特に骨盤にある仙腸関節)に激痛が起こり、首を動かすことができず、座ることもままならない状態となりました。医師の診断は強直性脊椎炎。指定難病でした。

〝三患​〟を抱えながらも

現代医学では治せない乾癬、乾癬性関節炎、強直性脊椎炎の〝三患​〟を背負い、途方に暮れる日々……。

そんな私に一筋の光明が差しました。それが生物学的製剤のヒュミラによる治療です。

治療を開始してからわずか2か月後、全身を埋め尽くすほど広がった乾癬がことごとく消え去り、全身の関節痛は体感的におよそ7割方の痛みが減少しました。まさかここまで劇的に改善するとは思いも寄りませんでした。

現在では生活の質が向上し、以前よりも楽な状態で日常生活を送ることができています。

私にとっては非常によく効いてくれている生物学的製剤です。副作用には十分注意をはらいながら、今後もヒュミラでの治療を続けてまいります。

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